噛み合わせ簡単にイメージするのに担ぎ手一人一人の代わりに1本1本の歯で、重いお神輿を担いでバランスを取っているように考えると理解しやすいと思います。
片側の歯が1本でも抜けたら、担ぎ手が1人少ない状態で重いお神輿を担がなければなりません。
長い間少ない担ぎ手側は疲れてギブアップしたり、お神輿が傾いたりするような色々なトラブルが起こってきそうです。
顎も同じ様に考えると理解しやすいと思います。
奥歯(臼歯)の1本でも抜けると、抜けた側の残った歯は、負担が大変なものになり、顎も変位して顎関節症になりやすくなります。
※下記レントゲン写真参考
レントゲン写真は対価した状態で見るので、左右が逆の位置になります。
左下臼歯(第二小臼歯)欠損により、右の関節に対し、左の関節が後方に移動しています。
- ・口を開けるとカクカク音がする
- ・硬いものが食べずらくなる
- ・口が大きく開けられない
- ・肩が凝る
- ・ひどいときには頭痛がする
|
などの症状がある。
しっかりした噛み合わせを作るには、入れ歯<ブリッジ<インプラントの順で、インプラント(第3の歯)として噛み合わせを作るお神輿の担ぎ手には最高の処置方法と思われます。
噛み合わせを構成する咀嚼器官(上、下の顎骨、神経、筋肉そして上下の歯による咬合成り立つ)は肉体、中枢神経系、精神と関連して下記のような機能を有している。
- ・咀嚼
- ・発音
- ・呼吸
- ・姿勢
- ・審美
- ・ストレス管理
|
特に近年噛み合わせ(咬合)は、全身の肉体、精神と深く関連したストレス管理をスムーズに行わせるのに重要であると考えられている。
顎の変位(歯の欠損、歯周病による咬合のずれ、先天性咬合の変位)等において、顎関節と筋肉に調和した上下の歯の噛み合わせは快適な生活には重要な要素である。
人間の成人の歯(28本)は進化の過程で残ったのはどの歯も咀嚼・発音・嚥下にどうしても必要な器官です。
上顎14本、下顎14本がお互いに咬み合い支えあって、歯1本1本がお神輿の担ぎ手となっているようなものとして想像してください。
最高の噛み合わせとは、顎の開閉する筋肉の開く筋肉と閉じる筋肉のバランスの均衡が取れているということです。
【インプラント(PRP骨造成)】
かつて、歯科医師が頭を抱えて悩んでいたのは、歯が少なくなってしまった人の、歯の、もちが悪いことでした。
歯は、全部で28本あります。加齢と共に、どんどん抜けて20本以下(28本の70パーセントにあたる)になると、悪くなるサイクルがスタートしてしまいます。
例えば、おみこし。
100人でやっと担げるおみこしを70人で担ぐと、はじめは大丈夫ですが、時間と共に無理が出てきて、やがては落としてしまいます。
歯も同じです。20本までは現状で耐えるのですが、それを超えて一本づつ歯がなくなると、その歯が負担していた力は残った歯にかかり始めます。
治療直後はよいのですが、数年経ってくると頭の重みを支え切れなくなって、歯の人生、ずるずると、ダウンヒルを下っていきます。
従来の歯科治療では、歯牙年齢は、現状維持が精一杯、おみこしを担ぐ人は減る一方で、年をとっても、若返ることはないと考えられてきました。
ところが、1965年、骨結合インプラントの誕生は歯科界に革命を起こしました。
おみこしを担ぐ人を増やしてしまったのです。
インプラントのメリットは、入れ歯やブリッジに比べて力に強く、長く耐えるので、担ぐ人を増やし、歯牙年齢を若返らせ、まわりの歯の負担を減らせ
ることです。
これは、実は大変なことで、歯科界のビッグバンでした。
日本は世界一の長寿国になりました。そして、国民は健康に強い関心を持っています。
しかし、いくら長寿でも、元気で、充実した生活ができていなければ意味はありません。
歯科医療は歯を診ることから、健康を診る時代になりました。
医療は著しい進歩をとげています。
私たちデンタルスタッフは最新の医療を身につけ、患者さんの健康に貢献したいと願っております。
このサイトが患者さんの『健康づくり』のお役に立てれば幸いです。
インプラント治療とは、歯の抜けたところに人工の歯根(インプラント)を植え、顎の骨としっかり固定させた後、その上に人工の歯を装着させたものです。
これにより取り外しの入れ歯の不快感がなくなり、天然歯と同等の力で噛む事が可能となる新しく画期的な歯の治療法です。
チタン製のインプラントと顎の骨が一体化して、歯が復元できます。
歯が欠損すると従来までは入れ歯にするか、健康な歯を削ってブリッジにするという方法しか選択できませんでした。
しかし、これらの方法は、残っている天然の歯に負担をかけることにもなります。
特に着脱式の入れ歯は、安定感もわるく機 能面や外観においても満足できないものがありました。
インプラント治療は、これらの問題を解決するために開発された最先端の歯科医療 技術で、すでに30年以上の臨床実績があります。
なかでもプラトン・インプラントシステムは、生体になじみの高い純チタンを材質とし ており、安全面においても高い信頼を得ています。
また、手術における患者さんの負担を軽減するために、1回のみの簡単な手術ですむよ うな術式を採用していることも大きな特徴です。
インプラント治療とは、歯の抜けたところに人工の歯根(インプラント)を植え、顎の骨としっかり固定させた後、その上に人工の歯を装着させたものです。
これにより取り外しの入れ歯の不快感がなくなり、天然歯と同等の力で噛む事が可能となる新しく画期的 な歯の治療法です。
当院ではインプラント治療を行うにあたり骨欠損が大きい患者様には希望により骨造成に対しPRPを併用の処置を行う場合があります。
つきましては下記の用法です。
■PRP(骨造成)とは?
自分の血液を採取してその中から多血小板血漿(PRP)を取り出しそれを骨補填剤と混ぜて骨の再生を促す治療です。
これを行うことで腫れや痛みを和らげます。
患者様ご自身から採血した血液を遠心分離機にかけて分離して作り出したPRPを傷口にかけたり人工の骨補填剤に混ぜて骨の薄い部分に入れたりします。
PRPはすべて患者様自身の血液の成分から作られますので安全なうえアレルギーなどの心配もありません。
この再生療法とも呼べるPRPを用いることで従来手術できなかった場所のインプラントも可能となり合わない入れ歯に苦しんできた多くの患者様の福音となっています。
|